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こんにちは!
はぴはぴ夫婦の妻です。
今回は冬用シュラフを購入するにあたって、どんな種類があって、何を重視すればよいか、詳しくまとめてみましたので良かったら購入時の参考にしてみてください♪
冬用シュラフ(寝袋)の種類
冬用シュラフの素材
冬用のシュラフは、中綿の種類や形など様々なモデルがあります。
中綿の種類は、ダウン(羽毛)と化学繊維が代表的です。最近は、ダウンと化学繊維を掛け合わせたタイプも新たに出てきているようです。
有名なのがワークマンのフュージョンダウンです。
今回はそこには触れないでおきます。
ダウン
ダウンとは、水鳥の胸部分にある羽毛のことです。
芯がない分、軽量でコンパクトに出来ていて持ち運びがしやすく、保温性にも優れています。
しかし、ダウンシュラフは取り扱いに注意しなければならないことも。
水濡れに弱いため、結露などで濡れてしまった場合はしっかり乾燥させるなど、使用後のお手入れや保管方法は工夫が必要です。
万が一汚れてしまった場合、洗うこともできますが、洗濯機はNG!羽毛布団と同じで、ダウン用の洗剤を使い、優しく押し洗いをしなければなりません。
さらにダウンシュラフは価格が高め!安くても2万円前後、有名メーカーになると6~7万円することも。
いつかは欲しい…NANGA(ナンガ)のシュラフ…(心の声)
化学繊維
化学繊維はダウンよりも価格が安く、耐久性が高いのがメリットです。
湿気に強く乾きやすいため、お手入れのしやすさも◎
汚れてしまった場合は、洗濯機で丸洗いすることが出来ます。
ただし保温性はダウンよりも劣るので、厳冬期や山など極寒の地で使用する場合はインナーシュラフや湯たんぽなど、+αの防寒グッズが必要になるでしょう。
さらに化学繊維シュラフは、とても大きくかさばるので荷物をなるべく減らしたい人には不向きです。
冬用シュラフの形状
マミー型
マミー型は英語でミイラを意味する「Mommy」が名前の由来。
頭まですっぽりと被ることが出来、身体にフィットする設計のため保温性に優れています。
また、軽くてコンパクトなので持ち運びやすいのもメリット!
少々圧迫感があり、寝返りがしにくくなるため、寝相が悪い方は気になってしまうかも…。
封筒型
封筒型は名前の通り、封筒のような形をしたシュラフです。
布団で寝ているような感覚で使用できるのが特徴で、側面にジッパーが付いており、広げて掛布団のように使用できるのもポイントです。
マミーに比べてシュラフと身体の間に隙間ができやすく、また頭の部分も隙間があるため保温性は劣ります。
ただし、インナーシュラフを使ったり、ブランケットを首元に巻いたりすることでカバーできます♪
冬用シュラフの快適温度とは?
シュラフに記載されている「快適温度」「下限温度」とは、外気温度何度までなら快適に使用できるか、というもの。
快適温度5度と記載していれば、外気温5度までなら、このシュラフで快適に眠れますよ。ということです。
ただし、快適温度の計測の仕方はメーカーごとに異なるので、記載してある快適温度をそのまま鵜呑みにすることはおすすめできません。
例えば、高品質ダウンシュラフで有名な「NANGA(ナンガ)」では「ヨーロピアン・ノーム表記」という計測方法を採用しており、下記のような表記をしています。
- COMFORT(コンフォート)・・・一般的な成人女性が寒さを感じることなく寝ることができる温度域とされています(快適温度)。(一般的に女性は男性よりも寒さを感じやすいため約5度程度高く使用温度を算出)
- LIMIT(リミット)・・・一般的な男性が寝袋の中で丸くなり、8時間寝られる温度域とされています(下限温度)。
- EXTREME(エクストリーム)・・・一般的な女性がシュラフの中で膝を抱えるくらい丸くなった状態で6時間までなら耐えられる温度域とされています(極限温度)。体は震えを起こすことで熱を作り出そうとし、基礎代謝量が増えます。なお、こおの温度域で使用すると低体温症になる恐れがあり、非常に危険です。
※女性は「COMFORT」、男性は「LIMIT」をご参考ください、と記載されています。
ヨーロピアン・ノームとは?
EN(ヨーロピアン・ノーム)とは、EU諸国における統一規格として制定されている規格の総称で、ヨーロピアン・スタンダードとも呼ばれます。スリーピングバックに関する温度表記についてはEN13537で算出が定義されています。今までは各メーカーが独自の方法で算出されていた使用温度を、同一基準で示しています。検査は認定された第三者機関が行う公平なもので、各メーカーの独自基準に基づく使用温度表示とは一線を画すものといえます。
NANGA
EN 13537 の検査方法
温度センサーが装備されたマネキンに長袖と足首までアンダーウエアを着せ、スリーピングバックに寝かせてキャンプ用のマットレスの上にのせます。マネキンの内側5箇所の温度が測定され、放熱の度合いを計測します。計測された温度と実験室の気温を計算式にあてはめて値を算出します。スリーピングバックの保温性能は単純な中綿の量だけでなく、布地の種類や厚み・ジッパー等にも影響を受けるため、テストではこれらを総合的に判断します。
NANGA
つまり、このヨーロピアン・ノーム表記はかなり忠実に再現・計測しているので、温度表記は信用できそうですよね。
ただ、LIMITの説明の中に「シュラフの中で丸くなり、8時間耐えられる程度」と書かれていますので、よほど寒さに強い方でない限りは、男性でもCOMFORTを参考に選んだほうが良さそうです。
ちなみに、この「ヨーロピアン・ノーム表記」を採用しているアウトドアメーカーはNANGAの他にも・・・
- Coleman(コールマン)
- SnowPeak(スノーピーク)
- mont-bell(モンベル)
- tent-Mark DESIGNS(テンマクデザイン)
などがあります。
ヨーロピアンノーム表記を採用していないアウトドアメーカーでは、「自社独自計測方法」などと記載されている場合が多いです。
ちなみに私たちが購入したSunugpak(スナグパック)シュラフは、自社独自計測方法で表記されており、軍隊でも採用されていることから、「鍛えられた軍人が快適に寝ることができる温度域」で記載されているため、鍛えられていない一般人としては快適温度+5~10度くらいで選んだほうが良さそうです。
※Sunugpakシュラフのシリーズによって表記が違います
まとめると…
- ヨーロピアンノーム表記の場合は、男女とも「下限温度」ではなく「快適温度」を参考にする
- 自社独自計測の場合は、快適温度+5~10度くらいの温度域で使用する
冬用シュラフの選び方
使用シーンで選ぶ
どういったシーンで使用するのかで、選ぶべきシュラフが変わります。
登山、ツーリング、オートキャンプ、防災用など。
登山やツーリングなど、荷物の積載量が限られている場合は、ダウン素材で出来たマミー型のコンパクトなシュラフを選ぶと良いでしょう。
価格帯で選ぶ
価格帯で選ぶのも一つ。
シュラフの価格帯は、比較的安価な化繊素材シュラフで数千円程度。高級ダウン素材のシュラフだと数万円するものもあります。
もちろん高級シュラフは、携帯性も保温性も優れており、とてもおすすめですが、最近はアウトドアブームということもあり、様々な種類のシュラフが出回っています。
お財布と相談して、コスパの良いシュラフを手に入れましょう。
最後に
私たちが最終的に購入した冬用シュラフは、化繊素材の封筒型「Sunugpak(スナグパック)」の「スリーパーエクスペディションスクエア」と「ベースキャンプスリープシステム」です。
私たちは、オートキャンプや車中泊で使うのがメインだったのと、気軽に洗いたかったという理由から化繊タイプを選択。
さらに、私にとって初めてのシュラフだったので身動きの取りづらいマミー型ではなく、お布団のように使える封筒型にしました。
収納時のかさばりやたたむときの大変さはありましたが、現状は満足しています。
私たち夫婦が購入したSunugpak(スナグパック)シュラフについては、別記事で詳しく紹介していますのでそちらもご覧ください♪
最後までご覧いただきありがとうございました(^^)/
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